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邪眼は月輪に飛ぶ
 昨日(4/27)発売した「邪眼は月輪に飛ぶ」の感想です。
書くのが一日遅れてしまいました。申し訳ないです。
「漫画の感想」なので、物語のネタバレを含んだ内容になっているので未読で、これから読もうと考えている方は注意してください。

 大分昔でネットに読んだ「藤田和日郎」漫画の感想(批評?)文で、「藤田漫画の魅力は『眼』だ。」ということが書いてありました。
自分で深く考察せず受け売りでマンガの評価を決めてしまうのは危険なことなのですが、「たしかに『とら』の生き生きした表情は眼が鍵になっているよな~」とか「『ナルミの笑い』の絶望はあの眼から感じるな~」と納得させられてしまい、「『うしおととら』の魅力は?」といったこと訊かれたらただ一言、「眼。」と答えるようになってしまいました。
いや、一回もそんなこと訊かれたことは無いんですけどねw

 いきなり物語の確信に触れる話でアレなのですが、「邪眼は月輪に飛ぶ」の主人公であるマタギの鵜平(ウヘイ)は目が見えません。(実は読み返してみるとウヘイは、基本的に話す人の方向を向いていなくて、殺気が出ている時だけ人やものに正対しています。)なので、そういう意味ではウヘイは「藤田漫画」から遠い世界の人間だといえます。「少年誌で長期連載ばかりしていた漫画家が青年誌の短期連載という真逆のフィールドに立ったから、主人公もいつもとは全く別の形で作ろう」という藤田先生の思惑が感じられるような気がしました。

 こんなこと書いてしまうと「『邪眼』は藤田のいい所だけ削った駄作かよ~」とか思われてしまいそうですがそんなことは無いんです。その眼を補うキャラクターとして「ミネルヴァ」がいます。「パワーパフガールズ」の眼をリアルな動物に付けたらこうなっちゃったみたいな不気味さとインパクトで東京の人口の約30%を死に追いやってくれます。
そういえば、「白面」や「ゾナハ病」のときの虐殺っぷりも藤田先生の魅力の一つでしたね。
 「『ミネルヴァ』を見たら死ぬ」って、画像がネット上にばら撒かれたらパソコン使ってるほとんどの人間が死にますって!

 そういうわけで、「邪眼は月輪に飛ぶ」はいつもの「藤田漫画」とは違った切り口でのスタートでしたが、ウヘイを補うためのミネルヴァ。そしてストーリーの進行のため必要な役割を一人一人が持っていたサブキャラ達。(5人のハンターはいかにも噛ませな感じで可愛そうだったけど。)全ての謎が解けた後からの最後にウヘイの眼が開く「ミネルヴァ戦」の盛り上がり。「少なすぎる!」と感じるほどのエピローグ。と最終的にはやっぱり「藤田先生の漫画だ~」と思う出来でした。面白かった~。

 ウヘイやミネルヴァの活躍は本当に凄かったのですが、「邪眼は月輪に飛ぶ」の単行本で一番凄くてカッコよかったのは、「キサマの負けよ」のシーンでトーンやホワイト修正を一切加えなかったアシスタントさん達だったと思います。
悔しいけど、「眼がいい」と僕が何度も説明するよりもよっぽど藤田先生の魅力を表現していると思いました。



 「ネタバレ、未読の人 注意!」って書いてここを読む人を暗に既読者に限定したのに、最後にアフィリエイトを貼っている姿ってシュールですよね。
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2007/04/28 18:15 | 漫画感想 | Comment(0) | Trackback(0) |
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